チェスの特殊ルール(キャスリング、アンパッサン、プロモーション等)

チェスの特殊ルール

前回の記事では駒の動かし方について書きましたが、
今回はチェスの特殊な駒の動かし方について書いていきます。

勝敗に関わるルールもありますのでしっかり覚えておきましょう!

目次

キャスリング(入城)

1手でキングを安全に囲うための特殊ルール。

キングが2マス横に動き、キングを跨いで隣にルークを動かす。

1手でキングとルークを同時に動かすことができる。
キングサイドキャスリング、ショートキャスリングとも呼ばれる。

反対側にもキャスリングできます。
クイーンサイドキャスリング、(ルークが3マス動くので)ロングキャスリングと呼ばれることもある。

キャスリングを行う条件

①キングとルークの間に駒がないこと

②キングとルークが一度も動いていないこと

③キャスリングする時にキングが攻撃(チェック)されていないこと

④キングの通り道が攻撃されていないこと

実際にキャスリングできない例を確認してみましょう。

チェックされている時

通り道が攻撃されている

キングの到達マスが攻撃されている

キングの到達マスが攻撃されている。

高橋

条件が多いのでしっかり覚えましょう!

アンパッサン

自分のポーンが下から5段目にあり、隣の列の相手ポーンが初期配置から2マス進んだ直後の手番であれば、1マス進んだとみなして取ることができる。

元々は1マスしか進めなかったポーンを2マス動けるように変更したことによりできた特殊ルール。
アンパッサン(en passant)はフランス語で「通りながら」という意味。

相手のポーンが2マス進んだ時

取れます!

2マス進んでも、1マス進んだとみなして取れる。

似たような局面。これは自分のポーンが6段目にいるのでアンパッサンはできません。

高橋

うーん。ややこしい!でも、よく出てくるんです。

ステイルメイト

手番に合法的にさせる手がなくなった場合に引き分けになるというルール。
両局面とも白番であれば勝てる局面だが、黒番であれば引き分け。
勝勢でもステイルメイトにならないように注意しましょう。

白番ならQg7でチェックメイト。黒番なら動けるマスがないのでステイルメイトで引き分け

白番ならRa6などで勝勢。黒番なら、キングもポーンも動けるマスがないので引き分け

高橋

勝勢でも油断大敵!気をつけましょう

プロモーション(昇格)

ポーンが最後段に到達するとキング以外のピースになることができます。
基本的に最強のピースであるクイーンになります。

チェスは駒を取っていくと戦力が減っていき、チェックメイトをする戦力がなくなると引き分けになります。
相手よりポーンが一つでも多く残っているとプロモーションして勝つことができます。

チェスは序盤中盤と激しい駒の取り合いとなりますが、終盤にかけてどちらがポーンを先にプロモーションさせられるかの勝負になり、戦いの性質が変わるのが面白いところ。

最短5手でプロモーションできる

大抵、最強のクイーンにプロモーションする

アンダープロモーション

局面によってはクイーンにプロモーションしない方が良い時があります。
その場合は、クイーンではなくルークやナイトになり、アンダープロモーションと呼ばれます。

クイーンにプロモーションすると…

ステイルメイト!黒の動けるマスがない

ルークなら?

黒の動けるマスがある!これで白の勝ち

高橋

プロモーションする前に一度確認を!

スリー・フォールド・レペティション(三複同形)

3回同じ局面になったら引き分けになるというルール。
お互いに良いポジションを崩したくない場合などに手待ちなどをして起こる。

パーペチュアル・チェック(永久チェック)

この場合、パーペチュアル・チェックといい、永遠に同じ局面が続く。
黒は戦力が多く勝勢だが、白は引き分けに持ち込むことができます。

永久に続くチェックの嵐。3回目でドローになる。

高橋

引き分けに持ち込まれないように気をつけて!


以上でチェスの特殊ルールについての解説を終わりたいと思います。

次回はチェックメイトについての解説をします。

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この記事を書いた人

チェス教室プリンシプルの講師兼代表者。
チェス教室の運営を通して、チェスの普及に努めています。
一人でも多くの方にチェスの楽しさ、奥深さを伝えられたら嬉しいです。

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